スキンケア正しいやり方と順番を世代別に解説（基礎化粧品・夜編）

April 9, 2023April 28, 2023

大阪バリエステサロン&スクール
Bali Luxeの濱田京子です。

今回は基本に戻って、おうちでの正しいスキンケアの順番について書きますね。
知っているようで知らない、「スキンケアの基本の順番」

エステにいくより、高級パックをはるより、毎日“正しくスキンケア”しないと古い角質がはがれにくいお肌になり、お肌のターンオーバーが乱れたり、肌代謝が劣ります。

「基礎編」にはなりますが、スキンケアの正しいやり方を書いていきますので、ぜひチェックしてみて下さいね。

健やかなお肌の条件

健やかなお肌というのは、

①潤いがあって（水分と脂分のバランスがよくて）
②お肌のターンオーバー（肌細胞が生まれて、角質となって剥がれ落ちるまで）が正常である

ということを言います。

他にも様々な条件があるのですが、今日は基礎編ということでここまで。

そして、スキンケアの正しい順番は以下のようになります。

スキンケア正しい順番（毎日の基礎化粧品）

30代・40代・50代・60代のスキンケアの順番

ポイントメイクオフ（専用のもので）
- 目の周り・口の周りのメイクをOFF
クレンジング（汚れをとる）
洗顔（汚れをとる）
ふき取り化粧水（汚れをとる）
保湿化粧水（整肌）
美容液（保護）
クリーム（栄養・保護）

当たり前のようにされている方には当たり前のことですが、ふき取り化粧水を使っていない人が居たり、30代、40代になっても、クリームを使わず乳液を使っていたりして皮脂膜が出来ず、お肌のバリア機能ができていない人もいます。

よくあるのが、20代の頃のスキンケアをそのまま50代まで行っている等…

20代前半まではお肌を保護する皮脂膜も水分・脂分バランスを保てていますが、30代にもなるとそのバランスが崩れます。だから、クリーム（モイスチャータイプやエモリエントタイプ）を使ってバランスを保ち、お肌を保護するのです。

もちろん、どのカテゴリも、肌質や化粧品のブランドの特性にもよります。

だから、しっかりと肌質・肌の状態を見極めることが大事なのですね。

参考までに、20代のスキンケアの順番と比べてみましょう。

20代のスキンケアの順番

ポイントメイクオフ（専用のもので）
- 目の周り・口の周りのメイクをOFF
クレンジング（汚れをとる）
洗顔（汚れをとる）
ふき取り化粧水（汚れをとる）
保湿化粧水（整肌）
乳液（保護）
- ⑥以降は、ややブランドによって異なります。

「汚れをとる」「お肌を整える（整肌）」という項目は、何歳でも共通しています。

30代～60代の順番にあった⑥栄養や⑦保護はなく、『足す』ものは乳液のみと、比較的簡単になっていますよね。

20代前半までは、よほど食生活や睡眠、衛生状態が悪くない限り、潤いもハリも弾力もありますもんね。（人によっては、30代以上と同じスキンケアを意識してください。）

スキンケアの正しい順番（毎週行うスペシャルケア）

毎週行うスペシャルケアとは、専門的に言うと「賦活」。

賦活とはお肌の活性のことで、アンチエイジングにも直結します。

30代からは、基本のスキンケアに加え、週２～３回角質ケアとマッサージ、パックをやっておかないと、お肌の老化は早くなります。

ポイントメイクオフ（専用のもので）
- 目の周り・口の周りのメイクをOFF
クレンジング（汚れをとる）
角質ケア（スクラブやピーリング）（汚れをとる）
ふき取り化粧水（汚れをとる）
保湿化粧水（整肌）
- マッサージ（賦活）
- パック（賦活）
- 保湿化粧水（整肌）
美容液（保護）
クリーム（栄養・保護）

間に太文字で書きこんだケアは、角質ケアと、マッサージ・パックなどの賦活作用（活性）を促すもの。
これらを入れることで、衰えがちな肌代謝を上げていくことができます。

なぜならば…

角質ケアで古い角質が剥がれて落ちることでターンオーバーが正常になる
適切なマッサージによって結構が良くなり、肌代謝が良くなる
マッサージのあと、パックでお肌に蓋をして、肌内部の血流や酸素交代を活発にする
（パックやマスクのブランドの効果にもよります）

これらの働きを考えると、以下に毎日のスキンケアと、いかに週２～３回のマッサージやパックが必要か、よくわかりますよね。

「めんどくさい」、「お金が勿体ない」

…そう思って省かれる人もいるかもしれませんが、歯を毎日磨いたり、髪の毛を洗ったら乾かしてオイルで保護したりするのと重要度はほぼ変わらないのですよ。

やらなければ、角質が肥厚する。
やらなければ、ターンオーバーが遅れ、肌の老化が早くなる。
やらなければ、保護する力がなくなり、外敵（紫外線、埃や細菌、摩擦など）に対する抵抗力が劣る

そのようなモノなので、今日から正しいやり方に添って、しっかりスキンケアしていきましょう。

ちなみに、どうしても予算の関係で、何かを削る場合は、⑥美容液です。

エイジングケアとしての栄養は足りなくなってしまいますが…　角質肥厚したお肌、整っていないお肌に栄養（美容成分）を与えても、せっかくの美容成分が浸透しません。

クレンジング・洗顔・化粧水をお肌にあったものを、ライン使いでケチらずに使うほうが、（コスメの中で一番高い）美容液を使うよりもよほどキレイになるんですよ。